とある輪廻転生の物語……まあ、魅魔様なんだけど

 東方ボカロアレンジ第三弾は「リーインカーネーション」ということで、ただ今バックストーリーを補完中です。
 テーマは輪廻転生なんだけど、この手の話で一番最初に思い浮かぶのが「百万回生きたねこ」だなぁ。あれはあざといくらいに泣かせにかかってくる。たぶん子供よりも大人の方が泣けるんじゃないか。
 とはいえ、SFっぽいものを好む自分としては転生のさいの記憶の復元とかそこらへんを妄想したくなる。基本的に人間は脳に記憶を蓄える。だからそこに損傷を負えばたとえ命が助かったとしても、記憶に障害は出てくる。ましてや死んで朽ち果てれば記憶を保っていた細胞そのものも消滅してしまう。じゃあ、そこらへんを説明できるように転生を行うにはどうすればいいか? という物語的な話の一つの回答として、外部に記憶を持つという発想がある。パソコンだって、外部の記憶装置(外付けHDDとか)にバックアップをとっておけば、データがとんでしまった時でも修復は可能だ。輪廻転生じゃないけど、SFなんかでよくあるのが、自分のクローンに対して記憶の移植を行うというものだ。自分が死んでも記憶が受け継がれればそれは輪廻転生となるのではないか……とは思わないけど。だってさ、記憶を受け継ぐのが自分のクローンじゃない場合はどうなるのかって話。極端な話生きている人間の記憶を移植したらそれはもう転生じゃなくなるし。ああ、なんかからくりサーカスとか思い出してきたなぁ。もしくは最果てのイマの忍たんとか。


 とりあえず魅魔様は人間じゃないみたいなんで、そこらへん考えない方がいいかもしれん。
 好きな人のために何度も生まれ変わるなんて内容にしようかと思ったけど、それってタチの悪いストーカーだよな。