コードギアス 反逆のルルーシュR2

 予想の斜め上を行く展開とキャラ設定の勝利だろうな。今までのアニメならスザクみたいなのが主役を張っていたわけだけど、あえてその正義感にウザさを感じさせるような設定にして、ルルーシュにダークヒーローとなってもらう展開はかなり好みでした。よくデスノートと比べられがちだけど、夜神月ルルーシュはまったく別ですね。ライトはまったく成長せず好きになれなかったけど、ルルは手を汚すことを恐れずそれでも愛を忘れずにまっすぐ生きてゆく。C.C.以外、ルルの本当の理解者がいなかったってのがかなりキツイお話でした。それゆえにシャーリーとロロの退場にはある意味涙なくしては観られなかった。予想外の展開も多かったけど、ラストシーンが今までの伏線をきれいに回収して終わったのもある意味感心したというか、あの曲の使い方はある意味卑怯だよな。
(それと、オレンジ関連のネタがどこまで意図的なのかわからないけど、一期の迷言「全力で見逃せ」がこのラストシーンに繋がるとしたらそれはそれで凄いよなぁと一人感心してた)

 最期まで謎だったC.C.の本名はたぶん明かせないんじゃないかな。一期でルルに名乗ったと思われるシーンから推察するに、歴史上かなり有名な人物っぽい感じにも思えるし。仮に聖母「マリア」だとしたら苦情きまくるだろうし。まあ、でもイニシャルはマリアンヌと同じ「M」らしい。(←ソース忘れた)

 あとは、音楽が秀逸でしたね。特に黒石ひとみさんの曲と歌が場面場面に合っていて、泣けてくる。ロロは嫌いだったけど、あの歌のおかげで最後はじわりときました。
 個人的に好きなのは上記の「僕は、鳥になる。」と最期で流れた『Continued Story 』かな。いや、他の黒石ひとみさんの曲も好きだけど。

 これはもうサントラ買いに行くしかないかな。