映画の日

 超映画批評でも評判の良かった「ミスト」を見てきました。劇場はららぽーと豊洲で、映画の日だったから一人千円の料金。
 内容はネタバレになるので詳しくは書けないけど、密閉空間におけるパニックもの+ホラーオカルト満載。どこのレビューでも話題にあがっていたのはそのラスト。ある意味衝撃的で、それでも納得はできるから不思議。
 人が人を裁くのがどんなに愚かなことかってのが隠されたメッセージらしいけど、これ日本人の監督もしくは脚本家が作ったら別の結末になっていただろうな。(内容に触れてしまうので「どうしてか?」は書けないけど)
 後味がものすごく悪いし、こんなファンタジックな出来事あり得ないのだけれども、それでもこの映画はある意味現実を突きつけてくるから恐ろしい。密閉空間ものにありがちな登場人物同士の疑心暗鬼等も丁寧に描かれていて本当に怖いのは生きている人間なんだなと改めて認識させられる。
 たぶん、万人受けする映画じゃないとは思うけど、でも、創作に関わる人なら見ておいて損はないんじゃないかな。あ、でも蜘蛛とか嫌いな人は避けた方がいいかも。あと、いちおうR15指定。でも、中学生とかに見せてやりたい内容。とにかくいろいろ考えさせられるなぁ。